白髪染めのヘアカラーは、ジアミンを使用しています。
ジアミンの刺激によって、かぶれやかゆみがおきて、ジアミンアレルギーになる場合もあります。
そんな方には、ジアミンを含まないノンジアミンの「マロン」がおすすめです。
ノンジアミンのマロンについてご紹介します。
ノンジアミンの白髪染め「マロン」
ノンジアミンの白髪染めは、ヘンケルジャパン株式会社が販売している「マロンマインドカラーです。
色は、「自然な黒褐色」、「ソフトな黒褐色」、「明るいブラウン」があります。
ジアミン系染料を使用していない非酸化染毛剤です。
ジアミン系染料による、かぶれで悩んでいる方におすすめしている商品です。
天然植物性染料(ポリフェノール類等)と鉄塩の化学反応で生まれる化合物によって染毛します。
お歯黒式ヘアカラーとは?
黒豆や、ナスのぬか漬けを作る時に、色ツヤをよくするため釘を入れることがあります。
黒豆やナスにふくまれるポリフェノールと、鉄塩の反応を利用したものです。
この原理と類した染め方が、お歯黒式ヘアカラーです。
染まっていく順番を説明します。
・1剤を塗って、キューティクルを膨潤させます。
↓
・ポリフェノール(タンニン等)が髪の内部に入っていきます。
↓
・2剤を塗ると、ポリフェノールと鉄塩が反応して、黒くなります。
↓
・キューティクルが収縮して色素が沈着します。
お歯黒とは、歯を黒く染める化粧法で、日本でも古来から行なわれていた風習です。
お歯黒に使用されていた染料は、鉄漿水(かねみず)と言われ、酢酸に鉄を溶かしたものです。
鉄漿水(かねみず)を歯に塗った後に、五倍子粉(ふしこ)と呼ばれる、タンニンを多く含む粉を上塗りします。
これを交互に繰り返し、酢酸第二鉄がタンニン酸と結合し、非水溶性になると共に黒変する仕組みです。
お歯黒と同じ仕組みを利用しているので、お歯黒式ヘアカラーと言われています。
マロンマインドカラーのメリットとデメリット
メリット
・酸化染毛剤にかぶれやすい人でも使える
・色持ちは1か月で長い
デメリット
・1剤と2剤を分けて2度塗る必要がある
・鉄の匂いがする
まとめ
ノンジアミンの白髪染めを探している方には、「マロンマインドカラー」は、ぴったりの商品です。
しかし、薬剤を塗る手間や、匂いが気になる方は、ヘアカラートリートメントがおすすめです。
ヘアカラートリートメントの比較一覧はこちらです。
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